このページは、主治医をお探し中の中級者の皆様にお贈りします。私は6つの歯医者を経験しましたが、このページを読んでくださっている方は、もっとたくさん回っていらっしゃるかもしれませんね。私は主治医探しをした時「お見合い」そっくりだと感じました。「結婚相手」も「主治医」も見つけ方は同じだと思います。近道はないのかもしれません。結婚相手の見つけ方の王道は、いろんな人と会って、いろんな人とつき合って見る、ですよね。私は若いころ、年頃になれば結婚相手が現れて、結婚できるのだと思っていました。病気も同じ。病気になれば、医師が現れて治してくれるものだと思っていました。でも、現実は違っていました。現れませんでした。じゃあ、自分から見つけに行かないと。がんばりましょう。でも…激しく消耗するんです。

私と同じ意見の歯科医師がいらっしゃいました。以下にその文章を引用しましたので、参考になさってください。早く主治医に巡り会えることを祈っています。

■著者/高澤博幸歯科医師　■掲載紙/週刊金曜日524号

まずあなたと波長のあう友人の薦める診療所を紹介してもらう。距離や金額は関係ないと言いたいけれど、時によってそれらは障害になるかもしれない。次に急患としてではなく、検診希望で予約を取って行ってみる。そして検診と説明をしてもらい、質問でも雑談でもしてみるといい。治療抜きの検診はお見合いみたいなものだ。最後に医院を出るとき、自分のココロの中に起こってくる気持ちに注目していただきたい。うれしい、感謝、明るい、希望、安心、素直などの気持ちだったら、まず第一段階はクリアだろう。あとは時間をかけて信頼関係を深めていってください。逆に悲しい、怒り、暗い、不安、不信、孤独、反抗だったら、つき合わない方がいいかもしれない。合わない歯医者に義理立ては無用である。歯科医院だってオールマイティーではないので、心配ご無用なのである。