この夏と秋は、「新しいことへの挑戦」が続いています。昔から習い事が好きな性分ではあるのですが、ここにきて学習欲、知識欲が炸裂しております。以前から「あぁ、やってみたいな」と思い続けていた３つのことを始めました。
まず最初が、三味線。落語好きの私は、以前から出囃子（でばやし/噺家が高座に上がるときに流れる音楽）の三味線に憧れていました。ひょんなことから、中古の三味線を手に入れ、これまたひょんなことから、すばらしい師匠に巡り会って、夏から入門させてもらうことになったのです。師匠は新内枝幸太夫という新内の第一人者で、ものすごい美声の持ち主。無知ゆえに、新内が唄うもの、語るものとは知らずに入門したものですから、三味線手に大変苦労しております。
次が、ガーデニング。こちらの師匠は、私の母。彼女は小淵沢のくんぺい童話館の庭を１５年近く耕してきましたから、もう立派なプロです。童話館の庭には、一年を通
すと６００〜７００種類の草花が育っていて、開館期間中の庭に常に何十種類かの花を咲かせています。土の作り方から、種蒔き、手入れ、刈り取り、来年の準備と、教わることはいっぱい。でも、新弟子はとりあえず、雑草採りばかりをしています。何ごとも修行、修行。
そして、三番目が、本当に永いこと勉強したいと思い続けていたアロマテラピーです。これも縁あって、実現の運びとなりました。ハーブとの出会いは小学校高学年のころ、アロマオイルとの出会いは留学一年目のこと。それ以来ずっとハーブやアロマオイルが好きで、本を片手に独学で勉強していたのです。でも、アロマオイルの力を信じれば信じる程、ちゃんと勉強しなくては危険だな、と感じていたのです。だから、とても幸せ。
そんなこんなで、一気に趣味が増えてしまいました。習い事にうつつを抜かして仕事の方は大丈夫？と念を押されそうですが、ご心配なく。お仕事もたくさん、させていただいております。これらの趣味も、そのうち作品に反映させていきたいと思っております。
（２００１年１１月）
